静岡県 浜松城(模擬天守)
静岡県浜松市中区元城町100-2 :現在たっているのは 復興目的で建築された天守です
復興天守
石垣
浜松城 現地カンバンから引用***
浜松城石垣(野面積み:のづらつみ)
浜松城の石垣は見るからに荒々しく、外観は粗雑で一件崩れやすいように思えますが、四客年の風雪に耐えいまなお当時の面影を残しています。この石垣は野面積みといい、自然石を上下に組み合わせて積む方法で、慶長(けいちょう:1596-1615)以前はこの方法が多く用いられました。石の大きい面を内側にして長く押し込み(牛蒡積み)その内側に小型お¥の栗石を1-1.5mほど詰め、さらに砂利を入れてあるので水はけもよく、水圧で崩れることがありません。石垣表面のスキマにはツメ石をし、乱雑ですが堅固に造られています。
浜松城は 特に天守台と天守門跡付近の石垣が堅く、石も大きなものが使われています。また、突角部には、長方形の石材を小口と側面が交互になるように配した算木積み(さんぎつみ)法を用いています。石垣の斜面は直線的で57度から78度の傾斜をしています。
石垣に用いた石材は桂岩(けいがん)と呼ばれるものがほとんどで、そのほか石灰岩・結晶片岩(けっしょうへんがん)などが見られます。桂岩は浜名湖北岸の山々でみられ、現庄内地区の大草山や根本山 対岸の湖西市知波田(こさいしちばた)付近で切り出され 佐鳴湖(さなるこ)東岸まで船によって運ばれ そして 浜松城まで運ばれたと推測されます。この石垣がいつの時代に築かれたかについては正確な資料がないのでわかりませんが二代城主 堀尾吉晴(ほりおよしはる)の頃(1590年頃)と考えられています
***ここまで
このようなゴツゴツと荒々しい石垣は 三重県の鈴鹿市神戸城・岐阜県の稲葉山城(岐阜城)・愛知県犬山市の犬山城・福井県坂井市の丸岡城の石垣でよくにた感じのがありますね。
井戸
天守閣最上階からの眺め
展示品の鎧
お城公園の路面にある案内板
その他豆知識
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